Re:ゼロから始める WVD まとめ記事

Microsoft Azure
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はじめに

今回は初心者向け、検証環境用途で Windows Virtual Desktop の環境を構築する手順をまとめて紹介します。Microsoft アカウントの作成から Azure や Microsoft 365 ライセンスの試用版利用方法まで含め、基本的に知識や環境はゼロからでもできる内容となっています。具体的な内容は[ゼロから始めるWVD]タグをつけて投稿した記事へのリンクとなっているので、タグを古い順になぞっていく形となります。

Spring Update の内容を反映した最新版になります。(2020年5月時点)

今回構築を目指すのは以下のような環境です。WVD 用の仮想マシンを展開し、接続することができる環境を目指します。

Azure の利用準備編

まずはじめに、Azure を利用するためのアカウントと Azure サブスクリプションを準備します。無料でもいいので独自ドメインを取得しておくと、より組織的な環境を作れます。独自ドメインを取得できない場合は、ドメイン同期の時に工夫が必要なので調べてもらう必要があります。

Microsoft アカウントの作り方

Azure 無償サブスクリプションのはじめかた

Azure AD のカスタムドメインを設定する

Azure 環境構築編

Azure 上で仮想ネットワークを作成し、仮想マシンを展開できるようにします。Azure 仮想マシンではまず、Windows Server で認証基盤を構築するための下準備として、Windows Server 2016 を2台構築します。

Azure 仮想ネットワークの作成

Azure 仮想マシンの作り方

Azure VM の日本語化手順(Windows Server 2016)

仮想マシンへのディスク追加方法

認証基盤構築編

Azure 上に立てた仮想マシンでドメインサービスを展開します。1台の仮想マシンにドメインコントローラー、1台の仮想マシンに Azure AD Connect をインストールし、Azure AD に ID 情報の同期を行います。Windows 10 のライセンスアクティベートのために Hybrid Azure AD 参加の設定も行います。Azure 無償サブスクリプションの場合、vCPU 数の制限があるので、それぞれ 1コアずつにする必要があります。

Active Directory ドメインコントローラーの構築

仮想マシンをドメイン参加させる方法

Azure AD Connect のセットアップ方法

ハイブリッド Azure AD 参加構成の設定手順

Windows 10 準備編

マルチセッション対応の Windows 10 を利用するために、ライセンスのアクティベートとカスタマイズを行います。Windows 10 Enterprise for Virtual Desktop を日本語化して利用できるところまで紹介します。コア数の制限で、最大 2コアが限度となります。

Microsoft 365 試用版ライセンスのアクティベート方法

WVD 用 Windows 10 の日本語化手順

Office 展開ツールでの Office 365 ProPlus インストール方法

FSLogix インストール方法

Azure 仮想マシンをイメージ化する

WVD 構築編

準備した Windows 10 Enterprise for Virtual Desktop をもとに、VDI の接続先となるセッションホスト仮想マシンを展開します。Spring Update 以降で手順が変わり、Azure ポータルに統合されました。Azure ポータルからホストプールの作成から管理まで一括で行えるため便利です。

新型 WVD のホストプールを展開

まとめ

タグシリーズのラップアップ記事として、若干順番を変えた目次的エントリーとなりました。無料 Azure サブスクリプションを使っても WVD 環境を構築することができることがわかったかと思います。もちろん、本当に WVD を使い倒すには無料枠では不十分なので、実際に Azure サブスクリプションを契約することをおすすめします!

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